【質問】

藤田コーチ、小寺様 ステキな動画のプレゼントをありがとうございました。

昨日、魔法のキックトレーニングの動画を拝見いたしました。

やはり、なるほどと思う内容で、とても参考になりました。

さて、本日、朝より、息子とキックトレーニングをしてみました。

息子は膝から下を早く動かすというより、思いっきり蹴るという意識が強いようした。
 
足首の固定を教えたところ、蹴ったボールの質が変化し、うまく行き始めたようです。
 
その後、息子からボールはどうやって蹴ればあがるかと質問されました。
 
私が一緒に練習している小学3年生の息子は思いっきり蹴ってもボールが上がらないのが最近の悩みらしいのです。

動画で見ると膝から下を素早く動かしてボールを蹴る良い例では、
どちらかというとボールが上がっていない様に見えます。
 
キックトレーニングとボールが上がることはどのような関連があるのか?
ボールがあがること(ボールをあげること?)と、キックトレーニングは技術的には別次元のことなのでしょうか?
 
アドバイスがあればお願いします。
  
あと、インステップキックの時は動画のような蹴り方でいいと理解しました。
しかし、例えば、インフロントキックやインサイドキックのときは別の蹴り方となるのでしょうか?

それとも、足首を固定して、蹴るという基本は同様なのでしょうか?お教え願えましたらありがたいのですが。

ご助言、よろしくお願いいたします。

【回答】
ご質問ありがとうございます。

魔法のキックトレーニングとは質の良いキックを蹴る為のトレーニングです。

「遠くに蹴るキック」・「高く浮かせるキック」・「早いスピードのキック」・「カーブ」など
Jリーグ選手は約20種類くらいのキックを使い分けていますが、
そのキックの基礎となるのがこのトレーニングになります。

ですので、インステップキックのベースになりますし、
インフロント・インサイドも動画でお伝えしたポイントは同じです。
次に、質問で頂いた、高く蹴るキックは足の角度や足に当るボールの位置などが異なります。

これはゴルフで考えていただくとわかりやすいと思います。

ボールを高く上げるためにはアイアンでボールの下を打ちますよね。

サッカーも同じですので、ボールの下に足を入れるようにキックします。

慣れてくればキックトレーニングのように膝下の振りを早くしていくとより距離が出たり、
パスの受け手がトラップしやすいボールになります。

小学生でボールを浮かせる為にはパワーがないと蹴れないので、
動画でお伝えしたサポート方法を試していただいたり、
高学年になってくると、私のスクールでは
子供達にどうすれば高く蹴れるのか考えさせます。

これは、子供たち自身でまず考え・練習し改善していく事が長い目で観て成長するために大切と考えているからです。

そして、親御さんにも自身でまずしっかりとキックを練習してマスターしてもらい、
お子さんには自ら考え・実行・改善していく事もオススメします。