1.子供とトレーニングを始める前に
「大事なのは今日の結果ではなく、明日子供がどんなプレーをするかを楽しみにすること。今日の結果だけを追求すると進歩はない」(元日本代表監督イビチャ・オシム氏)
「育成指導者は家を組み立てていくような仕事。今いい選手を育てるのではなく、3 年後、4 年後を見据えた指導をしていかなければならない」
「トレーニングするとは、選手の体を賢くする事。育成指導者のやるべきことは、17・18 歳のときに良い選手になるよう育てる事。それまでは学びである」
(元フランス国立サッカーアカデミー校長、現JFAアカデミー福島テクニカルアドバイザー)
私が「オブリガードサッカースクール」を続けるにあたり、上のお2人の言葉は大きく感銘を受けました。
私の現役時代、アントラーズ時代には結果が全てという世界ではありましたが、楽しむという初心を思い出せる人は活躍し続けられる印象を受けました。それに、ブラジルにいた時も、「サッカーは楽しいもの・楽しむもの」だということを、ジーコから感じました。
以上のことからも、私たちオブリガードサッカースクールでは、12歳以下の子供たちに、できないことを怒るよりも、できたことを褒めながら、子供たちが上達することを実感でき、サッカーやトレーニングを楽しめるような指導法で接しています。
そして、映像の最後でも述べていますが、
〔1〕 楽しむ:子どもたちが楽しみながらサッカーに親しむ。
〔2〕 自立:サッカーを通じて、自立心を養う。
〔3〕 考える:大人がすぐに失敗などの答えを与えずに、
「なぜ?どうして?」を子供と考えながら一緒に試行錯誤していく。
という3つのポイントをテーマに、トレーニングしていきます。
この映像を見て、親子でコミュニケーションを図りながら、ぜひ『一緒に』トレーニングしてみてください。それでは、映像 のトレーニングの説明に入っていきたいと思います。